その他 2020/06/16
理事長メッセージ「このコロナ禍によって、学業を断念する学生は一人も出さない」
新型コロナウイルス感染症は、まだまだ予断を許さない状況が続いています。第一波の影響がいまだに続いており、学園に学ぶ学生・生徒・園児の上には、辛く厳しい状況がのしかかっています。特に自身で生活費や学費を賄っている学生は、自力ではどうしようもない状況下にあると認識しています。学園は、これらの学生に対して、当面の生活費等支援として、一人10万円の「自立支援給付奨学金」を、緊急に支給しました。これは、篤志家や教職員からの寄付金を原資としています。しかし、これだけで十分とは考えていません。学費という大きな金額に対しては支援が足りません。
学園は、去る6月15日の常勤理事会において、「このコロナ禍によって、学業を断念する学生は一人も出さないこと」を決定しました。国や文部科学省による支援策の十分な活用はもとより、前述の「自立支援給付奨学金」に加えて、従来から学園が持つ「授業料減免制度」「給付奨学金制度」等を駆使し、全力で学生を支援します。その中でも、緊急かつ重要な支援策として、「学費への支援」をどれだけ十分になしうるかが重要課題です。
なお、生活支援、学費支援を進めていくにあたり、急を要する場合への対応として、これまでの手続きや支援決定方法にこだわらずに、新たな方法を工夫し、迅速かつ十分な支援をしていく所存です。
志のある学生が安心して本学園で学び続けることができるよう、最大限の努力をします。そのことによって、我々は、学園に課せられている「社会的責任(USR=University Social Responsibility)」を果たしていきます。
学校法人白梅学園
理事長 井原 徹